「宙フェス夜市」で人気モチーフの一つに「銀河」があります。
銀河をイメージして作られたアクセサリーはもちろん、ギャラクシー柄を使ったアイテムも銀河モチーフに入れると「夜市」の中での一大勢力と言ってもいいくらいの商品数になります。
星々の集まった円盤は何とも壮大で、それでいて可愛らしく、身に着けると他のアクセサリーにはない不思議さ、豊かさがあります。今回は銀河モチーフアクセサリーを分類しつつ、そこから見えてきた宇宙探究の歴史をご紹介します。
銀河モチーフアクセサリーの分類
宙フェス夜市では様々な銀河モチーフのアクセサリーを集めていますが、調べてみると大きく3種類あることがわかりました。
①天の川モチーフ(内から見た銀河)
最も多い銀河の扱い方です。ギャラクシー柄と言われるものも基本的には内から見た銀河(天の川)をモチーフにしています。
いかにも古くからありそうなモチーフですが、天の川が星の集まりとわかったのは、1610年にガリレオ・ガリレイが天体望遠鏡で天の川を観測して以降なので、近代的なモチーフと言えます。
銀河の中心方向であるいて座あたりを中心にしたものや、七夕にちなんで夏の大三角あたりの天の川を描いたものが多いようです。
星の船 アロマキャンドル/プルメリア×アップル(sorasoracandle)
【ピアス&イヤリング】銀河xCHESTxCOSMIC(liimiing)
②渦巻き銀河モチーフ(外から見た銀河)
銀河モチーフと言うとこのイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか。2000~4000億個とも言われる恒星たちの渦巻いた集団を銀河の外から見たモノです。
このモチーフが生まれたのは、銀河が円盤型の形をしているとわかって以降ですので、18世紀後半にウイリアム・ハーシェルが私たちの銀河(銀河系)を図で表現してからということになります。
その後、望遠鏡技術の発達で銀河系外の銀河の姿がハッキリ観測できるようになって、徐々にイメージがしっかりとしてきたと思われます。
③その他・銀河風モチーフ
銀河を猫やクジラなど動物の模様に見立てたものや、前出のハーシェルの銀河をモチーフにしたものなど、外から見たとも内から見たとも言えない銀河モチーフです。
垣間見える宇宙探究史
ヨーロッパでは「ミルキーウェイ」、アジアでは「銀河」などと呼ばれていた薄っすらと白いモヤは、人類が夜空を見上げるといつもそこに横たわっていました。
それが星々の集まりであることがわかったのは前出したように意外にも1610年にガリレオが望遠鏡を天の川に向けてからのことでした。天の川を星々の集団としてデザインするようになったのはそれ以降であることがわかります。
その後、円盤状に集まった星の集団とわかり始めるのは18世紀後半、そこから観測技術の向上のともなって私たちの銀河の外にある銀河の姿がわかってきたので、それらを元に私たちの銀河の姿が徐々にハッキリとしてきました。
ですので、私たちの銀河を外から見たイメージがアクセサリーに取り入れられるようになったのはごく最近のことだと推測されます。
近くにある大銀河「アンドロメダ銀河」
当たり前のように身に着けている銀河モチーフアクセサリーですが、意外にも宇宙探究の歴史につながっているようです。身に着けることで壮大なロマンが漂いますね。
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(宙フェス夜市編集部)
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