ソラギツネの新月通信/
「はるまきごはん」のイラスト世界
宙フェス夜市の番人ソラギツネによる宇宙を感じる作品の紹介。 第四回は、2019年から宙フェスのメインビジュアルを担当いただいているアーティストの「はるまきごはん」さんを紹介します。
「宇宙・星」の棚に並んでいる本だけが宇宙の本ではないし、SF映画だけが科学の映画じゃないよね。本、映画、マンガ、ドラマなどのエンタメの中から、ボク、ソラギツネが宇宙を感じる作品を紹介するよ......どんなものにでも宇宙はひそんでいるのさ。

宇宙は手が届かないどこか切ない場所
「はるまきごはん」のイラスト世界
インターネットの絡まったところにふわふわと漂うように浮かんでいる、「宙フェス夜市」の浮島。
宙フェス夜市のキービジュアルイラストをはじめ、イラスト全体を担当していただいているアーティスト「はるまきごはん」さん。
夜市の地図やソラギツネ&ツキガカリなどキャラクターイラストも彼の手によるものです。
ボカロPとして活動を開始した「はるまきごはん」さんは、自らボーカルをつとめるミュージシャンであり、イラスト&アニメーションをつくるアーティストでもあるという、多才すぎる方です。
宙フェスはその世界感に惚れ込み、2019年から宙フェスのイベントキービジュアルを担当していただいていますが、私たちが何より共感しているのは、彼の宇宙感なのかもしれません。

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「ほしいけど届かない」ということをテーマにしたかったんですが、それって宇宙もそうじゃないですか。個人で行くことができない、とても遠くて届かない存在。
そんな宇宙の遠い感じと、僕が伝えたいテーマとがマッチしていたので、気持ちを乗せやすい題材として宇宙をテーマにしました。
宇宙の雰囲気って切なさとか、どこか手に届かない感じがあって。悲しかったり…静かだったり、何もなかったり。ウキウキするイメージの場所ではなくて、どこかせつない場所という感じで。
(「宙フェスのインタビュー「宙と生活」より抜粋2019.8.31)
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私たちのすべてを包み込んでいるのに、はるか彼方にあって手に届かない場所のようにも感じる。広大でつかめそうでつかめない。
どこかせつない場所として存在し続ける「宇宙」。
だから人は今も昔も永遠に宇宙にあこがれ続けて、永遠の片思いは終わらないのかもしれません。
5月には新曲『第三の心臓』も公開され、彼だけの世界観を遺憾なく発揮されています。
今後の宙フェスとのコラボレーションもどうぞお楽しみに。
では、よい夜を。
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(宙フェス夜市編集部)
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