「宇宙・星」の棚に並んでいる本だけが宇宙の本ではないし、SF映画だけが科学の映画じゃないよね。本、映画、マンガ、ドラマなどのエンタメの中から、ボク、ソラギツネが宇宙を感じる作品を紹介するよ......どんなものにでも宇宙はひそんでいるのさ。

脚本家 木皿泉が描く日常の奇跡、暮らしを照らす宇宙
TVドラマシリーズ「Q10」(脚本:木皿泉)
今夜は脚本家・木皿泉さんのテレビドラマシリーズ「Q10」(
現在の木皿泉さんは脚本よりも作家さんとして活躍されているので
木皿泉ドラマでは、時折、
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「宇宙には暗黒物質が23% 暗黒エネルギーが73%
私たちが物質と呼んでいるものはわずかに4%
残念なことに、時間と共に暗黒エネルギーが増えていくの
2016年にこのことが証明されて
2025年に国語の教科書から「永遠」と言う言葉が消される。
そして、私たちは『永遠』と言う言葉を失う。
分かる?
永遠はないの。
いつかは全部終わる」
それを知った主人公の平太はQ10を抱きしめながら
「オレは今、宇宙の4%を抱きしめている」と考えます。
(『Q10』#4話 2010年)
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こんな風に木皿泉さんは自身のドラマ脚本や小説の中で
宇宙やファンタジー、哲学など様々なアフォリズムを通して
「今ある日常のすべてが奇跡」であると教えてくれます。
とても深くて美しいストーリーですので
機会があればぜひ一度観てみてください。
では、よい夜を。
※「Q10」のDVDBOXはコチラ
「Q10」が視聴できる配信サイトもあるようです。