飛べないカラスの星空通信/
こと座流星群の楽しみ方

宙フェス夜市の天文台に暮らす「飛べないカラス」による星空案内。
こと座流星群と流星観測のコツについて。

飛べないカラスの星空通信/<br>こと座流星群の楽しみ方

 

地球は広大な宇宙を旅する宇宙船。
その宇宙船の窓からは毎日、
いろいろな絶景が見えている。

旅する時、キミが車窓からの風景を楽しむように
宇宙船に乗って旅をしているような気持ちで、
上を向いてちょっとリラックスしてみない。
 

 

4月22日(木)はボンヤリと流れ星を探してみる日

【現象:こと座流星群極大 4月22日(木)22時頃】


※画像はイメージ

4月22日(木)の夜はスマホはおいて
ちょっと、夜空を見上げてみて欲しい日。
いつもより流れ星が見られる可能性が高い。

夜中に上ってくる「こと座」のあたりを中心に流星が発生するんだけど
この日はお月様が輝いているからちょっと見えづらい。

だから「流れ星が見えたらラッキー」ぐらいの感じで
空全体をボンヤリと見渡してみて。

流星は彗星が通った後にできるチリの中に、
地球が突っ込んでいくときにおこる現象のこと。
走る車のフロントガラスにぶつかる雨粒のようなものなんだ。

宇宙船地球号の窓から見える景色の中でも
飛び切り美しいと僕は思う。

 

こと座流星群観測のコツ

その1
お月様の眩しさにめげない...どころか楽しむ
月齢10の大きなお月様が出ていて流星が見えずらいので、月のない方の空を見るようにしよう。星を観察しようと思うと、お月様の明るさが邪魔に感じることもある。それもまた気づきと思って楽しもう。

その2
スマホが気になっても、ちょっとだけ我慢
光を見ると目がくらんで微かな光を放つ星や流星を見つけることが難しくな
るから、流星観測をする時は少しデジタルデトックス。すべてをオフラインにしたら人工的な光を避けて、 暗闇の中の星を探したり、静かに宙の鼓動を感じてみてほしい。

その3
寝転べる場所を作って、寝転んで見る
ずっと夜空を見上げていると首を痛めてしまうから、レジャーシートやキャンプ用の銀マットをひいて、寝転んで見よう。友達や家族と一緒に夜散歩も兼ねて楽しんでもいいかもね。

まだまだ夜は寒いから、カーディガンでも羽織って見てね。

(飛べないカラス)

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